(あのね)

もしも、ぼくの長い首をこーんなに伸ばして
この先ずっとずっと海が続いていても
ぼくはきみを乗せてどこまでも行けるよ。

海の味がポカリだったらね、
キリンさんはそう云って照れくさそうに海を飲んだ。